まず初めに、ツアー完走おめでとうございます!
昨年の6月から約8ヶ月に渡るロングツアー、一時はどうなることかと思いましたが、無事に完走したという情報を耳にして、ホッとしています。しばらくはゆっくり休んで、次へ向けての準備をゆっくりと進めていってください。
という訳で、皆さんこんにちは、自称「平成の名曲ハンター」YOHAΩです。
Xのタイムライン上では、今回のツアー「SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 ''HIMITSU STUDIO"」のセトリやらなんやらのネタバレが溢れていますね。
そこで今回は、ちょっと乗り遅れてしまいましたが、私が参戦したKアリーナ横浜公演2日目のレポートです。
参戦直後にネタバレ無しのレポートは投稿しましたが、今回は完全版です。セトリやMCをすべて振り返っていこうかなと思います。
ネタバレ無し版はこちらから↓
また、今回はいつも以上に内容が長くなっています。お急ぎの方はくれぐれもご注意ください。
それでは行ってみましょう!
- ★開演前のこと
- ★ステージセット、開演前
- ★1曲目から5曲目まで
- ★MCその1
- ★6曲目から8曲目まで
- ★MCその2
- ★9曲目から
- ★MCその3
- ★13曲目から
- ★MCその4
- ★17曲目から
- ★アンコール
- ★ライブ後…
- ★最後に…
- ★以上!
★開演前のこと
ここから始めます。12時過ぎに会場に到着して、入口ではサインを狙うためにCD列に並んでいる人がズラリと…。私はCDは(廃盤になっているのを除けば)シングル以外全部揃えているので並ばなかったのですが、せめて「美しい鰭」のシングルCDを購入して、特典のステッカーを貰っても良かったなと、後になって気づきました。(ステッカーの色合いが、横浜だと完全にベイスターズ意識だったので…)
グッズ列に並びましたが、そちらもCD列には及びませんが、それなりに長い列でした。私の後ろに並ぶ人も結構いました。
約1時間後、グッズ販売が始まりました。私が購入を済ませたのは販売開始から約20分ほど後でした。購入したグッズは5点あります。一つづつ、簡単に紹介します。
まずは2024年のカレンダーです。アリーナツアーから販売されたグッズの一つです。壁掛けタイプもありましたが、私はメモ帳などの使用用途があることや、スケジュールの書き込みやすさ(壁掛けタイプの方はそのようなスペースがなさそうだったので、メンバーをいつでも拝めるという最大のメリットはありますが)などから、ノートタイプを選びました。
次にスポーツタオル(グレー)です。(周りのモザイクは気にしないでください)スポーツタオルは色違いの2つがありましたが、私が購入したのは、グレーでした。先ほどのカレンダーと同じく、アリーナツアーから販売されたグッズの一つです。これまた普段使い出来そうだったので購入しました。グレーを選んだのは、新色だったからと言うのもありますし、もう一つのカラーであるイエローは…確かにひみスタを象徴するに相応しいのですが、明るい色の反面、汚れが目立ってしまいそうだったからです。
こちらはピンズセット…といっても、三つある内の一つですが。これは普段使い関係なく、元から気になていたので購入しました。これもまたアリーナツアーから販売されたグッズの一つです。ちなみに入っていたのは、今回のアルバムで登場した、junaidaさんデザインの新キャラi-Oの顔と、スケボー、そして画像のバンドロゴです。それぞれ別のところに付けていまして、バンドロゴは画像の通り、ショルダーバッグに、スケボーはゲーセンに行くときなんかに使う大きめのバッグに、i-Oは学校通学用のカバンに付けました。
四つ目はスノーグローブです。これもアリーナツアーから販売されたグッズの一つです。今回購入したグッズの中では一番高かったです。これも単純に気になっていたので…というか、これが公表されたとき、「絶対買いたい!」と思ったので、その勢いで購入したとも言えます。スノーグローブ、要はスノードームですね。こういった雑貨は大好きなので…。買って損はないですはい。
最後にクリアファイルです。i-Oの設計図らしきものとメンバーの姿がちょこっと写ったものの二つがセットでした。こちらは前4つとは違って、ホールツアーでも販売されていました。
i-Oくんの方は学校で普通に使っています。なので若干欠けていたりしますが、まぁ気にしないです。
メンバーの方は家で大切に保管しています。だって、これを外に持ち出したら、ガチファンだってバレるじゃないですか!!ですので、メンバーの方は観賞用として、多分外では使いません。
そんなこんなでグッズ紹介でした。…あと、これで10000円以上、多分私史上一番の出費でした。ただ、その分お釣りがきました。
はい、現地購入で10000円以上の支払いをした人に配布されるショッパーです。これも家で、大事に保存しています。私が現地でグッズを購入した理由として、これを貰いたかったという目的がありました。
その後は腹ごしらえをして、会場戻ってフォロワーさんとちょっと話して…結構自由にしていました。
★ステージセット、開演前
17時丁度、Kアリ入場です。座席のチケットを受け取って場所を確認すると……なんと徒歩で往復3000歩(クジさん調べ)もかかるレベル7!!もはや登山でした。そして席の確認を終え、ステージセットの確認をしました。
中央にはデカい苺、右側にはスケボー、左側には今回のツアーがネーミングされた幕、ステージには本物のi-Oくんもいました。そして当たり前ですが、ステージが広い!後ろの方にも足場がありました。もしかしたらホールとは異なるかもしれませんが、ザッとそんな感じでした。
お手洗いを済ませ、スマホの電源を切り、スポーツタオルを肩にかけ、準備万端の状態で開演を待ちました。
ステージセットに関しては、もしかしたら会報や音楽雑誌のレポートで拝見している方もいらっしゃるでしょう。さて、そんなこんなで18時30分、ほぼ定刻通りにライブが始まりました。周りが立ち上がる姿を見て、私も慌てて立ち上がりました。
★1曲目から5曲目まで
最初に﨑山さんのカウントからスタートして、1曲目は「めぐりめぐって」、初っ端からクライマックス感全開でした!!そして双眼鏡で一生懸命にメンバーを観察しました。
田村さんはバケハを被っていて、2ヶ月前に見たMOTORWORKSの田村さんよりも暴れていました。
三輪さんは白い衣装に赤い長い髪がいいアクセントになっていて…文章では書き表す事ができないくらいカッコよかったです。
﨑山さんは上半身しか確認できなかったのですが、夏イベでみなさんが語っていた二の腕が……丸見えでした(この言い方はちょっとアレ?)。
草野さんは……ダメだ、記憶があちらの世界にこんにちはしかけていたからか、あまり覚えていません。唯一覚えていることといえば、ハットなしだったことくらいです。個人的にはハットありのほうが好きなので、そこはガックシ…。
そして声の響きがアルバム音源とぜんぜん違う!もう……何と言うか……1曲目から大きい先制攻撃を受けて、半分くらい困惑していました。
衝撃が抜けないまま2曲目へ、お次はタイアップ付きのリードトラック「ときめきpart1」、照明がタイアップ先の映画の雰囲気を出していて、ここでちょっと落ち……着いたと思ったらまたとんでもない演出が…。
モニターにメンバーが……CDTVで「大好物」を演奏した際に目にした光景の再来……ガチであの世に行きかけました。そして声の伸びがいい!もう感情が入り乱れ過ぎて落ち着く間もなかったです。
そこから3曲目「けもの道」、4曲目「跳べ」と、イカしたロックナンバーたちが連なりました。ここで私は確信しました。
「スピッツって、こんなにもロックで溢れているんだ」
序盤の盛り上げ方といい、一度「ときめきpart1」で隙を見せてからの裏切りといい…ベテランバンドとしてのプライド(?)を感じました。
そして5曲目…実は他の日のセトリも一通り見たのですが、これ、アリーナツアーだけだったのですね。「紫の夜を越えて」何度も言いますが、私がファンになったきっかけの曲です。イントロで、それまでで十分にコテンパンにされていた私に、トドメを刺されました。それと、ちょっとレアな場面に出くわしました。歌詞間違いです。
冒頭の「君が話していた」が「君が探していた」に聞こえて、「あれ?なんか歌詞が違う?」と感じました。ライブが終わったあとに歌詞を調べると、該当の箇所は「話していた」で、「あれは幻聴ではなかったのか」となりました。
そんな場面がありつつも、これに関しては「あぁ…今日ここに来れて良かったな スピッツが好きで良かったな」と感動しました。
★MCその1
(MCは、私の記憶と、フォロワーさんの情報をまとめております)
まずは草野さんの一声「今日は貴重な日曜日の夜をスピッツに割いていただきありがとうございます」で、MCがスタートしました。こう、ゆるりと始まるこの感じ、スピッツっぽいなと、そして緩々なMCってこういう事なんだなと感じました。
その次に触れたのは、ライブの開催場所を、Kアリーナではなく、横浜アリーナと勘違いしていた方がいたという話題(この日のス箱にも、草野さんが書き込まれていました)、同日横浜アリーナでは、同じ事務所の先輩である、浜田省吾さんのライブが行われていたとか。ちょっとここの発言は覚えていません。ただ、笑える内容ではありました。皆さんも、開催場所はちゃんと見よう!(byΩ)
そこからアンパンマンの話へ…Kアリーナの隣にアンパンマンミュージアムがあることから、(メンバーへの差し入れとして、ジャムおじさんのパン工場のパンが楽屋にあったとか)早速草野さんの弾き語りで「アンパンマンのマーチ」…ベテランバンドのボーカルが子供向けアニメのOPを歌うって、なんとシュールな光景なんだ…。しかも2回歌っていましたからね。ばいきんまん(…なのか?)の合いの手を、本家に似せてやって見せたり、本当に自由なんだなと驚きました。
そこで交わされたちょっと深い話を…
草野さん「でもコロナ禍でこれ思ったんですよ、ライブができなくてなにが自分の幸せ…」
田村さん「急に深い話笑笑」(←このときの田村さんのノリ、モタワのライブ以上に良かったです)
どうやら草野さんはこの曲を通じて、何か思う事があったみたいです。
…とまぁ、しょっぱなから緩々のMCを経て、演奏再開です。
★6曲目から8曲目まで
MC明け、「大好物」から再開です。そして7曲目「チェリー」…ポップなシングルナンバーが続きます。ここらへんは「スピッツあまり詳しくないよー」という方でも楽しめたかと思います。初参戦であった私にとっては、どれも新鮮な気持ちで聴くことができました。
それと、以前草野さんがラジオで話されていた「チェリー」のサビの音下げ、「き↑ぃ↓が→」の部分、ちょっとわかりづらかったです。私の耳だと、まだまだですかね。
そして8曲目、イントロが鳴った瞬間、また意識が飛びかけました。その曲は「青春生き残りゲーム」1999年に発売、現在は廃盤となっているEP『99ep』や、2004年に発売されたスペシャルアルバム『色色衣』に収録されている、隠れた名曲的な存在です。実は私がライブで聴いてみたいと思っていた曲の一つでした。もう、これは感動どうのこうのでは片づけることが出来ないくらいにデカい衝撃を受けました。
★MCその2
2回目のMC、最初に「青春生き残りゲーム」について、なんとライブで披露するのは20年振りらしい…私としては大満足ですがね。
そしてバンドの軽い経歴について…結成36周年!!そこからこのツアーではおやくそくとなっているバンドの煽りの話へ。
…と思ったのですが、もしかしたらMCの順番ごっちゃになっているかもです。本当に記憶が浮いていて…順番間違えていたらすみません。話を戻します。
草野さん「普通ロックバンドって行くぞ横浜~!とか愛してるぜ!…とかやるじゃないですか」(ここで今回のツアーの名物(?)オラ付きマサムネ…通称オラムネ、見ることができました)
三輪さん「前は俺やってたよね」(恐らく、スーベニアの頃?)
草野さん「やってた、でもお前とか言いたくないじゃないですか」
田村さん「草野お前って言葉嫌だもんね」
草野さん「お前って言われたくない…」
ここでバンド聖飢魔Ⅱのボーカル、デーモン閣下のことについて「(デーモン閣下は)お前って言うっけ?」と三輪さん、人物とバンド名、どちらも知ったことがある程度の知識だったので、ここの話はよく分かりませんでした。(まだまだ知識が浅い証拠です)
そして「次は真面目な曲を…」ということで、またセトリに戻ります。
★9曲目から
そんな真面目な曲という前置きで演奏されたのは「手鞠」でした。この曲、草野さんエレキでした。てっきりこれ、アコギ弾いているのかと勝手に思っていました。失礼しました。
そしてここからの流れ、このライブの中で一番「神‼」と思いました。
10曲目に来たのは「i-O(修理のうた)」ひみスタの中では1、2を争うくらいに大好きな曲で、CD音源そのままの温かさ、そして優しさを感じながら聴きました。そしてここで、モニターの演出に…なんと!i-Oくんのデザインを担当したjunaidaさんのイラストが…恐らくアルバムと同時発売の絵本『ひみつストレンジャー』からの引用でしょう。フォロワーさんの噂によると、かなり泣けるストーリーみたいですので、もしかしたらこの演出に涙を流した人もいるのでは?(偏見ですが)
からの11曲目「正夢」…ここにきて『スーベニア』からのナンバーが!この曲には様々な思い出があったり…後々気づくのですが、この日の演奏は偶然ではあるものの、勝手な解釈で大切な意味があったのだと思い込んでいます。
というのもこの日、歌手のKANさんが死去した日です。それも死亡時刻を調べると午後6時29分、ライブの開演時刻とほぼ同じです。そして前も言いましたが、この曲の歌詞の一部は、KANさんの代表的ナンバー「愛は勝つ」から影響を受けているみたいで、シングル盤のSpecialThanksには、KANさんの名前が載っていました。KANさんの死亡が報道されたのはその後ですが…何か終わった後に勝手に感傷に浸っていました。
そして12曲目の「楓」、ライブでは定番曲になっていますが、この流れで聴く「楓」は、何か来るものがありました。まるで走馬灯みたいな…私のこれまでを振り返っているかのような…ノスタルジーな気持ちになりました。
★MCその3
そして三度MCです。
シングル「美しい鰭」が大ヒットしたことから、現在のサブスク事情の話へ。
そこで草野さんがVaundyさんの「怪獣の花唄」を弾き語り、「(キーが)高くて優しくないですね俺に」と苦笑い。
その後、「あと夏イベでやらせてもらった…」と藤井風さんの「きらり」を歌唱。噂では耳にしていましたが、本家とあまり違和感がないくらいに馴染んでいて驚きました。…後半は草野さんお得意の(?)「にゃーにゃーにゃー」で誤魔化していましたけど(笑)。
そしてそして、WOWOWでゆずのKアリーナ杮落とし公演を見ていたという話題から、名曲「栄光の架橋」を……一通り歌い終えて「たのしー」と満足気な草野さん。
田村さん「ただのカラオケじゃん」
ここで三輪さんだったかな?「それはマサムネが楽しげに歌っているからだよ」と…私にとっては楽しげな草野さんを拝むことができるだけで最高です。
そしてここの草野さんの発言…
「そう?………………おなかすいちゃった」
………いや、どんなオチ!?すかさず後ろへ下がり、軽食を取る草野さん、その間を三輪さんと田村さん…通称藤枝組が埋めます。
田村さん「そりゃああれだけ歌ったらそうなるわ」
三輪さん「デコポン(見えなかったけど、多分あったのでしょうね)丸かじりするのかと思ったわ(笑)」
休憩が済んだのか、草野さんが戻ってきて、「…スピッツの曲、聴きたい?」と発言。いややってください!!元々それが目的で来ているわけですから……。
そこから「じゃあちょっと古めの曲を…」で、演奏再開です。
★13曲目から
「古めの曲…?さざなみCD辺りから来るか!?」と予想していた私、しかし、その予想を裏切る選曲でした。
曲が始まってすぐ、私はなんの曲なのか、わからなかったです。…はい。サビ辺りまで「何だっけ?」と思っていました。そしてサビ前になってようやく気づきました。
「ああー!それか!!!」
ここで演奏された曲は「サンシャイン」今から30年ほど前の曲です。今回のツアーの中では、結構レアな曲だったのではないでしょうか。
そしてアルバムに戻って「未来未来」、イントロが来た瞬間跳ね上がりました。この曲は前々から「絶対ライブ映えする!!」と予測していました。その予測は見事的中!!ぜひとも今後のライブでもやっていただきたいです。
それにしても、歌詞の「蛍光イエローの石ころ」、ライブだとますますなんと言っているのか分かりづらかったなー(笑)。
そして「夜を駆ける」「俺のすべて」と、ライブだと定番ナンバーの位置付けである楽曲たち。
「夜を駆ける」は照明の演出が幻想的で、曲のイメージに沿っていました。初参戦だったから…というのもありますが、衝撃は結構大きかったです。
「俺のすべて」は、これまでビデオでしか拝むことができなかったタンバリン片手に熱唱する草野さん、生ではやはり存在感が濃かったです。…とか思いながら酔いしれていたら、一瞬見失いました…定位置に(言い方…)草野さんがいない!?どこへ!?双眼鏡で追うと、なんとステージセットの上に!!しかも何かを片手に持ちながら……って、あれは双眼鏡?
そう、この曲がこのツアーでやばかった理由、他の皆さんも触れていましたが、アウトロ時に双眼鏡で客席を眺めていたのです!さらに他の方の目撃情報では、i-Oくんによっかかって﨑山さんのドラムソロを聴いていたり、ステージの端の方の席にいた少年にサービスしていたり……いや、その前のMCの「おなかすいちゃった」発言といい、慣れているとはいえ、50代のバンドマンがやるにしては緩すぎでしょ!!少年へのサービスだって、お爺ちゃんと孫か!!
…と、これは文句ではないです。逆にその緩さがファンにとっては染み付いているのでしょうね。
★MCその4
そんな自由な時間が終わり、本編最後のMCです。
確かここで「膝とか大丈夫ですか?」と、観客とメンバーに問いかける草野さんメンバーは各々OKと(﨑山さんはバスドラムで)伝えます。
そこからステージセットの話題へ。ここ、どの順番で触れていたのか不明です。
後ろにたたずんでいた等身大のロボットi-Oくんについて、そこでロボコン(がんばれロボコン?)という漫画の話になりました。……全く分かりませんでした。はい。
その後スケボーの話になって、メンバーが中学生の頃、スケボーが流行っていたとかどうとか。
草野さん「エレキギターを買うかスケボーを買うか悩んでギターにした」
という回想を挟み、そこで三輪さん「スケボーで登場とか良いんじゃない?」と提案。これは思いっきりスルーされていましたけどね(笑)。
そして苺のセットにも触れて、「俺が子供の頃は酸っぱかったけど、今は甘くなった」と草野さん…それは化学の力ですかね。品種改良を重ねた末に、今の苺があると思いますよ。逆に言えば…それだけ!?三輪さんも「だから苺?(笑)」と言っていました。
しまいには「次のツアーではハーフパイプを…」と、ちょっと先を見過ぎなのでは?
★17曲目から
そんなこんなでMCを終えての「美しい鰭」、はい、大本命来ました。あの変則的な﨑山さんのドラムから7拍子のAメロ、あの曲の発売から25年以上経っているのに全く衰えを見せないサビのハイトーンボイス……これが今のスピッツ!!メンバーも言いますが、本当に名探偵コナン様々です…合掌。
ただ、衝撃度で言うと「美しい鰭」よりも、こちらですけどね。その次に来たのは「オバケのロックバンド」、個人的にこの曲は玄人向けの曲だと勝手に思い込んでいたので、てっきり今回のようなツアーではなく、ファンクラブ限定ライブとかで演奏する曲なのだと予想していました。「やってくれたらラッキー」程度にしか思っていなかったので、衝撃はデカかったです。こころなしか、草野さん以外の3人のパートが、アルバム音源よりも進化していましたし、モニターの演出では、再びjunaidaさんの絵が!1番楽しかった瞬間でした。
そしてここでレア曲!!「甘ったれクリーチャー」、また『スーベニア』からのナンバーが…ただ、ここも気付くのに時間がかかりました。そして、また一瞬だけ、草野さんを見失いました。
もうここら辺で最高潮に達していたのでしょう。そしてネタバレ無しのレポートにも書いた通り、ここのメンバー…といか草野さんなのですが(笑)、「そんなの有り!?」と度肝を抜かされました。
まず1コーラス、なんと田村さん側のステージ袖で歌っていました。「えっはっへっいっいつの間に!?」とまたもや混乱状態……そうしている内に間奏へ、そこふぇ草野さんが移動して……今度は三輪さん側のステージ袖へ!なんかもう頭真っ白になっていたのですが、「ここなら気づかれるんじゃね?」という謎理論を展開して、思いっきり手を振りました。流石に気付かれなかったけど(笑)。席からステージまで遠いし。
そして2番終わりのあとの間奏(これだけ間奏がある曲も、現在としては珍しい?)で定位置へ戻ってラスサビとな……その瞬間だけ今もはっきりと覚えています。もうあれはアドレナリンドバドバ出てきてアホみたいに盛り上がりました。
そして本編ラスト「涙がキラリ☆」、90年代の頃にリリースされた曲たちを今の草野さんの声で聴くと、なんか印象変わりますよね。最近の草野さんの声って、透明感に磨きがかかっているけれど、それでもどこか芯があるように感じることができる声で、好きなのですよ。それもあってか、実は結構LIVE音源も好きだったりで……昔の青々しい張った声よりも、今のような透明感があって透き通っている優しい声の方が私は好きです。
最後の「かすかな光」もしっかりと届きましたよー。
★アンコール
メンバーが去って、ステージが暗転したあと、そのままアンコールの拍手が飛び交いました。
数分後、「ありがとうございます」と、今回のツアーTシャツを着たメンバーが登場しました。……が、ちょっとここは記憶が曖昧です。誰がどのツアーTシャツを着ていたかは覚えていません。
そして演奏されたのは「夕陽が笑う、君も笑う」、アルバム『インディゴ地平線』に収録されている隠れた名曲です。いやぁーここまでファンを○してくるとは……この曲はイントロですぐに気付きました。実は結構私が好きなナンバーの一つだったりします。
ここで、メンバー紹介を兼ねたMCを挟みます。
〈ベース…田村明浩〉
最初に3枚目のアルバム『惑星のかけら』収録の「シュラフ」を弾いて、「今度やろうか」と草野さん…絶対やってくださいよ!!(圧)
中学生の頃、初めてバンドを組んだときの話題で「ギターが多かったから、ドラムかベースか迷っていた」と回想します。
…と、ここでもまたレアな場面に遭遇しました。
草野さん「でも田村、ベース上手いじゃん」
田村さん「いや草野だって…ギター上手いよ」
……なんなんでしょうね!これは、こちらが興奮してしまうではないか!こうやってお互いを褒め合う造形組、見ていて微笑ましくなりました。
そこから夢の話へ…田村さん、どうやら高校生の自分がライブをやっていて、それが終わってしまうことを悲しく思っているみたいです。
田村さん「ライブ終わって欲しくない!」
ただ、夢から覚めると「スピッツでよかったー」と安堵するみたいです。
私からしても、スピッツのベースが田村さんでよかったです。そう思えた一幕でした。
〈サポートキーボディスト…クジヒロコ〉
最初に訂正と題して、X(旧Twitter)で投稿したポストに関してのお話が。
クジさん「昨日、楽屋からレベル7まで往復3000歩って言ったけど、寄り道してたから実際1700歩くらいでした」
消費カロリーで言うと、ごはん茶碗半分くらい…らしいです。そして先程も出たロボコンの話題へ…相変わらず( ゚д゚)ポカーンでした。草野さん曰く、「高専ロボコンではなくて…漫画作品」らしいです。むしろロボコンと聞いて一番最初に思いつくのは高専ロボコンの方です。これがジェネレーションギャップってやつですかね。
MCの話に戻ります。
クジさん曰くその作品内で、ガンツ先生というキャラクターがいて、話ごとに点数をつけるとか…(横で「そうなんだー(わかってない)」と傍観している私)そこで、「i-Oくんにも採点機能を搭載してもらい、ライブの点数を出してもらうとか…」と提案。
草野さん「それて0点を出されたらショックだけど(笑)65点とかそういう微妙な数字でも嫌だな。35点の減点はなんだったのか気になっちゃう」
まぁ納得です。学校の定期テストと違って、明確な回答が渡されないからですね。
最後に「200点を目指しましょう!」と話して、クジさんのターンは終了。
〈ドラム…崎山龍男〉
(元ベーシストと紹介がありました)
最初に就活の話で…どうやら﨑山さんと三輪さんは、卒業が他二人よりも一年早かったみたいです。が、肝心の内容は忘れました(笑)。
そして田村さんに続いて、﨑山さんも夢の話を…。
﨑山さん「お客さんがいるのに、ドラムセットが組まれていなかったり…」
草野さん「あぁ、自分の衣装だけ用意されていなかったりね」
(この前からだったのですが、マイクを両手で握ってふらついている草野さんが可愛すぎました)
それから大学時代の話、スピッツに加入してからドラムセットを購入した﨑山さん。
﨑山さん「嬉しくて家で組み立てたんだよね。…叩かないけど。家でドラムの椅子に座ったりして…」
﨑山さんがかつて暮らしていたアパートの内装は、「2LDKの部屋にドラムセット、ミシン、ベッド」だったみたいで、友人が遊びに来たときはドラムの椅子に座らせたりしていたらしいです。
草野さん「俺も﨑ちゃんと呑んでて終電逃して泊めてもらったとき、ドラムセットの隙間で寝てたもん(笑)」
最後に「素晴らしい現実でした!」と話を締めて、これが現実であることを証言していました。
〈ギター…三輪テツヤ〉
三輪さんも﨑山さんと同じく、就活の話から。当時は今みたいに多様性が容易に認められていなかったのもあって「長髪の金髪は駄目」で、結構苦労したそう。
それからお土産として、先程の話にも出ていた﨑山さんが住んでいたアパートの話へ。「今はもうないアパート」という前置きから、なんと!﨑山さんが住んでいたアパートの名前を…
三輪さん「ジョリメゾン・ボア!」
…2、3回ほど言っていました。会場は大盛り上がり。正直私は「それ、大丈夫なの?今は無いとはいえ、流石にそれは…」と困惑していました。…まぁ、おかげでしばらくの間、ファンの話のネタになっていましたし、それを考えると良かった…のでしょうか?
非常に短く、コンパクトな内容でしたが、その分内容は凄い濃かったです。そのままバトンを草野さんへ…。
〈ボーカル…草野マサムネ〉
手始めに草野さんも訂正(?)が…。
前日のMCで、楽器屋さんへ行ったところ初心者と間違われてしまい、クレジットカードでの一括払いで名前を二度見されてしまったという話。
草野さん「最近すごい良い対応をしてくれた楽器屋さんに行って、気付かれるかなーって思ったら『今度Kアリーナ行きます!』って言われたの」
しかも去り際にそう言われたみたいで、どこで気づかれたのかは不明だけど、バレていたのだそう。
草野さん「MCで話していたのはあなたじゃないです!…昨日来てたかな…?」
と、小さいことを気にしている草野さんでした。何か、草野さんらしいですよね。
その後は結構記憶が曖昧ですが、最後にこのように言っていたのは、今でもはっきり覚えています。
草野さん「あともう少しだけお付き合いください!最後に…生まれてきてくれてありがとう!」
いや、こちらこそですよ。ほっこりとしたまま正真正銘のラストナンバーへ。
ラストは「1987→」…いや、もうゴースカですか!?ゴースカですかこれは……。最後の最後にゴリゴリのロックナンバーを持ってくるとは、やられました。バタンキューです。
★ライブ後…
「1987→」の演奏後、メンバーのピック・スティック投げが…ただ、その時には規制退場のことをすっかり忘れていた私、勝手に立ち上がってしまって、人の流れに流れるまんま流されました。﨑山さんのスティック投げが終わった後の場内アナウンスでそのことに気づきましたが、ここで戻るのも逆に迷惑だと判断して、そのまま退場しました。
そこから約40分近くかけて横浜駅へ…他の方の情報で時間がかかることは承知していましたが、それでも人の流れがゆっくりで、余韻にとっぷりと浸かる時間はありませんでした。
そこから電車で帰路につき、どっと疲れた私は、さっさと寝ましたとさ…。
と、ここまでがライブの日の記憶です。その後は家でひそひそとセットリストを作成して、時折そのセトリストを再生したり、他のスピッツの曲を聴いてみたり…癒しの一つとして、余韻を堪能していました。
購入したグッズの一部は日常使いしていて、特にクリアファイルは使い倒しています。
と、こんな感じで、そろそろ最後のセクションへ行きますね。
★最後に…
ちょっとだけ今回のツアーでやった曲を、軽くまとめておきますね。
(青い文字のやつは、私が参戦した日にやった曲です)
・月に帰る
・夏の魔物
・僕の天使マリ
・不死身のビーナス
・サンシャイン
・ロビンソン
・俺のすべて
・トンガリ’95
・チェリー
・夕陽が笑う、君も笑う
・運命の人
・謝々!
・楓
・青春生き残りゲーム
・フェイクファー
・8823
・ジュテーム?
・夢追い虫
・大宮サンセット
・けもの道
・夜を駆ける
・春の歌
・甘ったれクリーチャー
・正夢
・みそか
・P
・えにし
・さらさら
・潮騒ちゃん
・醒めない
・みなと
・1987→
・優しいあの子
・i-O(修理のうた)
・跳べ
・大好物
・美しい鰭
・さびしくなかった
・オバケのロックバンド
・手鞠
・未来未来
・紫の夜を越えて
・ときめきpart1
・讃歌
・めぐりめぐって
集計したところ、全ツアー合わせて、47曲演奏されたみたいです。
まとめていて思ったのが、アルバム『フェイクファー』や『スーベニア』からの選曲が多かったですね。特に「フェイクファー」「スーパーノヴァ」「甘ったれクリーチャー」辺りは結構レアだったのではないでしょうか。
『ひみつスタジオ』に限ると、「Sandie」以外はすべてやってくれたことは嬉しいです…が、出来ればシングル「美しい鰭」のC/W2曲も組み込んでほしかったです。「アケホノ」は夏イベでやったみたいですが、個人的にどちらも聴きたかったです。
それと初期曲についても文句を言わせてもらいますと、もうちょい多くてもよかったのではないかと思いました。名盤と名高い2作目のアルバム『名前をつけてやる』からの選曲がないことはちょっと残念です。せめて「名前をつけてやる」「恋のうた」辺りは入れて欲しかったです。…もちろん「P」とか「青春生き残りゲーム」とかもレアですし…欲を言えば「P」は私も聴きたかったです!『さざなみCD』の中では1番好きな曲なので!
…と、多少不満はあるものの、総合すると結構良かったのかなと言うのがわたしの最終的な意見です。
まぁとりあえずは改めまして、ツアー完走お疲れさまでした!ゆっくり休んで、次のライブに備えてくださいね。
★以上!
2023年2月1日、ツアーの開催の知らせが届き、その時から「今回はどこかしらで参戦したい!」と心に決めており、親との交渉の末、Kアリーナ公演を狙う事にしました。
5月、ネットでの抽選販売に挑戦して、一発賭けてみました。結果は当選…ここでも語っていますが↓、「スピッツに会える」という実感が中々湧くまで、時間がかかりました。
8月に草野さんのコロナ感染により、ホールツアーの一部が延期になってしまう、という事件が起こってしまいましたが(当時は忙しすぎて心ボロボロになったのを覚えています)、夏イベを挟み、アリーナツアーが始まると、こちらも緊張してきました。
そして当日、午前中にみなとみらい付近をふらついて、午後に会場へ行くと、一気に「ライブに来たんだな」という実感が湧いてきました。その後ちょっと自由に過ごして、腹ごしらえをして、会場付近を散策して…会場に入る前は緊張していました。
そしてライブ本編…時間的には2時間ほどだったけれど、私にとっては1時間くらいに感じました。とにかくスピッツは実在する、本物のロックンロールと言うのを体感しました。
笑いと感動と溢れてくる熱…「これがライブの醍醐味なのか!」初めてのアリーナ規模のライブ参戦で、そんなことを考えていました。
その分、終わった後の喪失感(?)は大きかったのですが、逆を言えば「また行ってみたい」と思えた、良いライブでした。
ネタバレ無し版で「新規層もガチファンも喜ぶ」「誰もが得する」という表現をしましたが、本当にそうでした。これはリピートすること間違いないです。一生に残る、大切な思い出になりました。
(↑退場後、余韻に浸りながら撮影したKアリーナです)
………とか言っていたら、えっ13000字…やば、前後編で分ければよかったな。以後こうならないように気を付けます。
そして次のライブ…とのことですが、実はもう2つ確定しています。
6月に開催される日比谷音楽祭と、7月のスキマフェスです。それぞれについては各自で調べて欲しいのですが(投げやり)、スキマフェスは流石に見送りますが、日比谷音楽祭には参加してみたいです。なんともチケットが無料みたいで…こんな絶好のチャンス、逃すわけにはいかないでしょう!…と思い立った次第です。
それと、前の平成勝手に名曲列伝でも話しましたが、また定期テストが近いので、2週間ほどお休みします。テスト終了後すぐにまた新しいやつを投稿しようと計画していますので、楽しみにしていてください。
今回はここまでです、ではではー。