Ω`s Music Film

自称「平成の名曲ハンター」の高校生が、思うがままに音楽を布教するブログです。

平成勝手に名曲列伝 其の16〜最近バラード続きだったので…〜

みなさんどうも、自称「平成の名曲ハンター」YOHAΩです。

現在、急ぎで作成しています。まさかこのタイミングであの情報が入って来るとは…。という訳で、今回も平成勝手に名曲列伝、やっていきましょう!

この企画では、私の独断と偏見で平成の世に生まれた名曲を解説していきます。この企画を通じて、少しでも興味を持ってくださると嬉しいです。

第16回目、今回急ぎで取り上げるあ楽曲はこちらです!


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矢島美容室の「ニホンノミカターネバダカラキマシター」です。

★楽曲解説…に入る前に

「なぜこの曲を?」と、疑問に思った方も少なからずいらっしゃるでしょう。事情を知っている方は知っているでしょう。最初にそこに触れさせてください。

先週の金曜日に、とあるニュースが入ってきました。それがこちらですね。

とんねるず、29年ぶり日本武道館ライブ「とんねるず THE LIVE ...

はい、とんねるずも音楽活動をなされているのは存じ上げております。「ガラガラヘビがやってくる」とか「情けねえ」とかはコンビの曲の中でも有名ですよね。私も聴いたことがあります。

(以下、Wikipediaの情報を元にしております)

とんねるずについて軽く解説しておくと、1980年に結成したお笑いコンビです。メンバーは木梨憲武さん、石橋貴明さんで、それぞれ私は「憲さん」「貴さん」と呼んでいます。一時期はダウンタウンウッチャンナンチャンと並んで「お笑い第三世代」とも呼ばれていたみたいです。(ダウンタウンは、今の若者でも分かる人は多いでしょう)

主なコンビでの活躍期間は1980年代後半〜2010年代前半辺りで(これについてはあくまでも私の中では…です)、現在はソロでの活動が中心になっていますね。貴さんは自身のYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』で動画投稿もなされていますので、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

音楽活動に関しての歴でいうと、テレビアニメ『新・ド根性ガエル』の主題歌になった「ぴょん吉・ロックンロール」を1981年にリリースして、音楽活動をスタート、紅白歌合戦の出場経験もあります。(NHKにとってはの禁句を、派手なネタで言ってしまった…という事件も起こしていたり)

一応現在では憲さん、貴さんそれぞれがソロ活動の一環としてやっているみたいです。(特に憲さんは活発的な印象です)

じゃあ何で今回はコンビの曲ではなく矢島美容室の曲を……答えは単純です。とんねるずが携わっている楽曲で、一番好きだから、そして今だからこそ、この毒を盛りまくった(?)本楽曲を聴いていただきたいからです。

★楽曲解説

さて、前置きはこれくらいにしておいて、早速本題に入ります。

2008年10月29日に、フジテレビ系列のバライティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』発案の企画として発売された、デビューシングルです。2010年3月3日に発売されたアルバム『おかゆいところはございませんか?』にも収録されました。

矢島美容室についてもここで触れておきます。このユニットでタッグを組んでいるDJ OZMA(ロックバンド氣志團のボーカル、綾小路翔さんの別名義)が米ネバダ州ラスベガスにてスカウトした……という触れ込みの下、失踪中の日本人美容師・矢島徳次郎を探す目的で、徳次郎の妻、マーガレット・カメリア・ヤジマと長女のナオミ・カメリア・ヤジマ、次女のストロベリー・カメリア・ヤジマが来日した……という設定があるみたいです。(設定とか言っちゃダメだろ)

曲の方はロッテ「SPASH」のCMソングで、オリコンでは週間ランキング最高順位3位を獲得、音楽配信ダウンロード数も170万ユニットを記録しています。また、この曲は番組内以外でも披露される機会が多いです。最近ですと、シンガーソングライターの藤井風さんがカバーしていたり…(こちらが実際の動画です公式です↓)


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★この曲のポイント

この曲、個人的にはギリギリを攻めているところがポイントだと思っています。特に歌詞ですね。ネタや皮肉がやりすぎるくらいに詰め込まれていて、流石はとんねるずと綾小路さん……いや、DJ OZMAだなと思います。例えばこことかですね…と、一部を挙げたかったのですが、折角なので全部いっちゃいましょう!!

なお、セリフやスキャット部分はカットします。

遠くから 来ています

NEVADAから 来ています

パスポートちゃんとあります

すこしならYENも持ててます

お寿司が回って驚きました

所々おかしな部分も見られますね。(「持ててます」とか「お寿司が回って」とか、人によっては違和感かもしれません)何気に「ネバダ(NEVADA)」や「円(YEN)」が英語表記なのも気になるところですね。あとはナオミ・カメリア・ヤジマの「す」が「トゥ」に近い発音になっていて、日本語に不慣れな雰囲気を出しているのもいいですよね。(日常会話に支障が出ない程度にはマスターしているみたいですけど)

ここには特別ツッコむようなことがないので、そろそろ次行きます。

みんなシンセツ聞いてます

カミナリマンは近いですか?

言葉が通じず睨まれました

はい、まずはシンセツ(親切)がカタカナ表記になっている部分です。それから接続詞が消えていますね。正しくは「みんな(が)シンセツ(だと)聞いて(い)ます」…でしょうか?これは外国人から見た、日本の印象…という認識がしっくりきますよね。

続いて「カミナリマン」…ここ、浅草の雷門のことを指しているでしょう。このような本来の読みと異なる部分は他にもあります。この後出てきますよ。これ、場所にもよりますが、その場所が推測できないのですよね。まぁ後々の話の内容から着陸したのは羽田空港でしょう。

言葉が通じなかった…それで睨まれるのは仕方ない気もします。当時の日本の国際事情がどのようなものなのかよく分かりませんが、今と比べると、外人はちょっと異質な人という認識だったのでしょうかね。

ただ、ネバダ…いや、アメリカでは英語で話されているでしょうし、本人たちも日本語は勉強しているようです。そして我々も、英語に関しては少しは理解できるでしょう。それで睨まれるというのは…見た目で差別されているとも考えられます。次行きます。

だけど…

MI・KA・TA サムライはどちらで会えますか?

MI・KA・TA 大和撫子十七変化

この国にユメが あるのですね?

…で、この後にパオパオ言います(雑)。

ここで注目したいのが「サムライ(侍)」、先程のお寿司もそうですが、ここら辺は外国人から見た日本の文化のイメージでしょう。こういったものは今後も出てきます。

それからツッコミ要素として一つ…大和撫子十七変化って何?…正解かどうかは分かりませんが、1984年にリリースされた小泉今日子さんのシングル曲「ヤマトナデシコ七変化」が元ネタでしょう……何でこの曲を知っているかって?なんか昔の曲関連の動画を漁っていたら辿り着きました。(普通に考えておかしいだろ)それから、「ユメ(夢)」がまたカタカナ表記ですね。

…と、ここまで見ても、日本語に違和感があったり、今…いや、発売当時でも伝わらないであろうネタをぶち込んでいたり、結構ヤバめの歌詞であることがよく分かります。では、続けます。

カタコトで So sorry

ニホンゴは ムズイです

おダイパ女神ありました

アキハパラにも行きましたが

キューティーパニー男の子でした

ここでも「カタコト(片言)」「ニホンゴ(日本語)」と、一部歌詞表記がカタカナです。そしてムズイ…を平然と使っているとは、当時から見ると、案外時代に適応している?

さらに言うと、「バ」が「パ」になっています。おダイパ…お台場の女神って、フジテレビ本社やその近くのショッピングモールから見える自由の女神像でいい………のですよね?ある意味フジテレビネタをぶち込んでいるのでしょうか。

それからアキハパラ…秋葉原ですよね。当時からすると、オタクの聖地という認識が強かったでしょう。現在ではオタクの聖地と言うと、池袋らしいですけど。

そしてキューティーパニー……キューティーハニーですよね。(それとも「キューティーバニー」か?ここだけ「ハ」ですね)ここで指しているのは、1973年に漫画やアニメで展開されていた伝説の作品『キューティーハニー』だと思われます。でも「男の子」って……どういうことなのでしょうか?謎です。…そして、私が一番取り上げたいのがこの次の歌詞です。

政治家嘘をつきません

先生は生徒守ります

税金無駄には使わないです

はい、もうこの内容すべて、今の日本に当てはまりそうですよね。ここまで毒を盛るのは流石です。……はい。ちょーーーーーっとここら辺は細かく触れさせてください。

まずは政治家の嘘…余裕で付いていますよ。なんなら最近はすーーぐ内容を忘れてしまう方もいらっしゃるようです。今の政治なんて、個人的には穴だらけだと思いますよ。それも〇金とか……見てますか?

そして先生は生徒を守る…これも深堀していけば、色々問題が浮上しそうですけどねぇ。い〇めとか、若者の自〇も問題になっているみたいですし、守り切れていないような気もします。

それから税金、はい、今一番問題になっているやーつ。というか、税金についてはよく問題の対象になっていますよね。そんな税金を無駄使いしない…嘘つけ!

……これ以上取り上げると何か言われそうなので、ここら辺で止めておきますね。

だから…

MI・KA・TA どこから夜は明けて来ますか?

MI・KA・TA リョーマは泣いてやしませんか?

この国に誇り あるのですね?

…で、この後パオパオ言います(だから…)。

途中に出てくる「リョーマ」は、土佐藩坂本龍馬を指しているのでしょう。言葉の元は…よくわかりません。私の勉強不足ですね。

そして極めつけの「この国に誇りありますよね?」というメタい(?)発言、どう見ても先程の歌詞から読んで、ある…とは思えないのですがね…。

最後は全てサクっと取り上げますね。

ニュースキャスターは今夜も

沈みきってます暗い顔

見ていてとっても可哀想です

だけど…

MI・KA・TA ブシドウは首都高速ですか?

MI・KA・TA カブキザは歌舞伎町にはない

ミソスープの 具は豆腐とワカメ

納豆はとても

ネバダ…シャバダ…ダバダ

…ここら辺で一回切ります。

ニュースキャスターのくだり、外国人からしたら、あんな冷静さは退屈なのでしょうかね。…まぁ、ニュース番組はどの国でも情報入手手段の一つとして放送されているでしょうし、入って来るニュースも明るいものばかりではないので、仕方ないことなのでは?

そして面白い所がミソスープのくだり、ここが意味不明で…未だ分析しきれないところです。ただ、ネタとしては汎用性が高そうですね。

MI・KA・TA それでもワタシ達歌います

MI・KA・TA あなたを信じて踊ります

それでもニホンが 愛してます

はい、あとはパオパオ言って終わりです(…)。

「それでも」に対する言葉がよく分かりませんが、それでも彼女たちはニホンノミカタ…というわけですかね。何か最初から最後まで一貫して、わけがわからないのですが…まぁ、そこが芸人らしさと言っていいでしょう。

…はい、こんな感じでいかがでしょう。また、個人的にはこういう曲って、脳死でいい感じに溶け込める曲だと思っています。MVも込で聴くと、馬鹿みたいにスッキリしますよ!!

★まとめ

こういった脳死で聴ける面白ソング、実は私もたまに聴きます。今回はこの曲の歌詞に着目して取り上げましたが、曲調も派手で、何度聴いても飽きさせない構成になっています。

…とまぁ、この曲で他に特筆すべきこと があるとするのならば、派手さを追求したかのようなMVですね。なんたってオカマ3人があんな露出の多い服装で歌っているわけですから、それだけでも芸人らしさを感じることができ、非常に面白いです。個人的なツボは、ストロベリー・カメリア・ヤジマの腋毛ですね……って、女性がこんな事を言うのもおかしいですよね。すみません。

本編があまりにも長くなりすぎましたので、最後に軽くまとめて、次回予告いきたいと思います。

歌詞は奥深くネタ満載!芸人らしさととんねるずの毒が垣間見える、今だからこそ聴いていただきたい名曲(迷曲?)…です。

★次回予告

実は私自身、お笑いはちょっと苦手な方ではありますが、この曲に限らず、芸人が携わっている楽曲は、たまに好きで聴いていたりします。今回取り上げた「ニホンノミカターネバダカラキマシター」以外にも、ブラックビスケッツの「Timing~タイミング~」や猿岩石の「白い雲のように」、それとこれは曲と判断して良いのかはビミョーですが、「本能寺の変」や最近はやっている「千利休」などの曲(ネタ?)を発表しているエクスプロージョンの数々の作品も聴いていたりします。エクスプロージョンのネタは、ただツボを押さえていて面白いだけではなく、ちゃんとためになっているのですよね。それぞれのネタを細かく解説した動画も投稿なされていたり、個人的に歴史(特に日本史)の勉強にお勧めです。

中でも一番好きなのは、ボンボンTVさんとのコラボである「新選組」ですね。ネタの面白さやためになる知識はもちろん、曲調も非常にロックが溢れていてカッコいいのですよね。解説編も合わせて載せておきますね。


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…と、とんねるずと関係ない話持ってきちゃったな。それでは最後にとんねるずの話をして終わりにしますか。

とんねるずも、近年ではお互いソロ活動の方が目立っていて、一緒にテレビ出演する機会なんて、年始に放送されている「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」くらいです。ちなみにスポーツ王は毎年見ています。リアル野球BANがガチで面白いです。…そんな個人的な話は置いておいて、そんなとんねるずが11月に(コンビとしては)超久々のライブ!どこかで配信とかがあれば嬉しいですが、どうなのでしょうね。何かの奇跡が起きて、様々な豪華ゲストが招かれたりするのでしょうか?また、今回紹介した矢島美容室は復活するのでしょうか?今から想像するだけで楽しみが広がります。本当に11月、私はほぼ100%参戦できそうにないのですが、楽しみにしています。

ここら辺で今回は締めとなります。いつもよりも熱が入ってしまったせいか、思ったよりも長くなってしまいました。

じゃ、次回予告をやって終わりにしましょう!次回の平成勝手に名曲列伝は?…これまた長くなりそうです。つい先日絵本化が発表された、あの曲です!次回もお楽しみに~!