Ω`s Music Film

自称「平成の名曲ハンター」の高校生が、思うがままに音楽を布教するブログです。

平成勝手に名曲列伝 其の12~最近、ボカロにも目覚めつつあります~

皆さんご無沙汰しております。自称「平成の名曲ハンター」YOHAΩです。本日も平成勝手に名曲列伝、やっていきましょう!

この企画では、私の独断と偏見で平成の世に生まれた名曲を解説していきます。この企画を通じて、少しでも興味を持ってくださると嬉しいです。

第12回目となる今回、前回の予告で「ボカロ曲を取り上げる」と言いましたが、わかりましたか?正解はこちらです!


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BUMP OF CHICKENの「ray」です。

★楽曲紹介

2014年3月12日に配信限定でリリースされたシングル曲です。

何気に配信限定シングルを取り上げるのは初めてですね。今では当たり前のようになっていますが、調べによると、2000年代前半に携帯電話(ガラケー)の「着うた」が展開され、そこから段々と展開されていったみたいですね。

BUMP OF CHICKEN(以降、バンプと表記します)としては2作目の配信限定シングルみたいで、以降も現在までに20作近くは配信限定でリリースされています。ちなみにちょっと余談ですが、バンプのCDシングルは、このシングル配信以降5作しか発売されていません。しかもほとんどが配信限定で最初にリリース、のちにシングルCDとして発売というパターンが多いです。

話を「ray」に戻しまして、2013年のツアーの日本武道館公演にてサプライズで初披露されました。その後、シングルリリースと同じ日に発売された通算7作目(メジャーでは通算5作目)のアルバム『RAY』にも収録されました。ただし、シングルとアルバムで内容は異なります。

★この曲のポイント

この曲のポイントは、ボカロ×リアル…これでしょう。実はこの曲、正式なアーティスト表記としては「BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU」で、バンプの楽曲の中では初めてにして唯一のフィーチャリング曲です。その為か、評価については賛否両論です。確かにロックの色は薄いですし、それまでのバンプの曲とはまた違った雰囲気を持っている感じはします。ただ、私は割と好きです。…いや、割とって言っちゃダメですよね。好きなサウンドです。

私が推したいのは、やはりアルバム『RAY』に収録されているバージョンなのですが、初音ミク×生声という組み合わせが特別感あって良いです。

そもそもボカロと生声の組み合わせって、あまり見ないじゃないですか。ピノキオピーさんの楽曲を漁ればたまにありそうな感じがしますが…。2014年と言うと、ボカロの衰退期に当てはまる時期で、それまでにあった高速を特徴としたロック風の曲からポップ風の曲が増え始めました。この曲もその時代を象徴するような曲ですよね。ただ、一発聴いただけで「あっ、バンプの曲だな」と気づくことが出来るので、バンドとしての色は、薄くても残っている…と捉えていいでしょう。

ボカロが混ざっていても、ちゃんとバンプの曲と言っても違和感がない。ボカロって、歌い手が変わると雰囲気がガラリと変わってしまう曲が多い印象を抱いているのです。それはその人なりの解釈を展開して、それを声で表現しているので、決して悪いことではない気はしますが、やっぱりファンや作者との食い違いは起こりうることですよね。

…何か関係ない話持ってきちゃったな。カバーの話になってしまったので一旦戻します。

詰まる所、確かに「バンプっぽくない」曲です。音色や内容だけを聞けばですが。ただ歌詞にはちゃんと藤原さんの色が出ていて、「あっ、バンプだな」という実家のような安心感があります。そういった部分から、この曲は非常に謎に包まれている感じなのですよね。それこそがこの曲の魅力です。聴いて得かは人によりますが、是非一度、お試しあれ。

★まとめ

この曲について、賛否両論であると話しましたが、勿論反対派がいてもいいです。異論は認めます。ただ、私は好きな方でした。

というのも、私のこの曲との出会いって、音ゲー…なんですよ。スマホ音ゲーである「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」で、この曲のカバーバージョンが収録されていまして、私はそこから曲を聴くようになりました。確か…とくに何の目的もなく、無作為に曲を漁っていたところ、作者名の所に藤原基央さんの名前を見つけました。最初は「何かの見間違いか?」と思っていましたが、確かにあのバンプの藤原さんでした。

「…えっ!?ドユコト!?バンプってボカロ曲もあるの?」

そして謎を抱えたまま曲を聴くと…確かにそれはバンプの曲っぽかったです。プレイ後、すぐに本家音源を聴きました。それが冒頭で張ったあのMVです。後々配信限定のバージョンも聴くのですが、個人的にはバンプオンリーの方が好きですね。…ミクちゃんには失礼ですが。そちらの方も音源載せておきますね。


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最近はまた「強風オールバック」や「星界ちゃんと可不ちゃんのお使い合騒曲」のように、CMでボカロを耳にする機会もありますし、このバンプのような曲も増えていって欲しいですね。確かにYOASOBIのAyaseさん、ハチことシンガーソングライターの米津玄師さんなど、ボカロPとして名をはせていた人物がJ-POP史で重要な人物になっていくケースもありますが、個人的に期待したいのが、やっぱり元々J-POP側で有名なアーティスト、その方々がボカロ曲を制作する…そしてそれを初音ミクに歌ってもらう…もちろん、既存曲ではなく、書きおろしでやってほしいです。…まぁ、ボカロの世界でも有名…大御所はたくさんいらっしゃいますし、難しい話ではあるかと思います。ただそれで可能性が広がったら、メリットだらけなのでしょうかね。

…最後にだらだらと駄文失礼しました。

★次回予告

今回は以上となります。…そういえば関連した話で、同アーティストの楽曲「Hello,world!」も、プロジェクトセカイに収録されています。ただ、これに関しては圧倒的に本家バンプ派ですね。

かるーく解説すると、2015年にリリースされた楽曲で、TVアニメ『決壊戦線』のOPテーマです。同アニメだと、EDで使用されているUNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」の方が有名だったりしますが、私はどちらも大好きです。

曲の解説…はそこまでできませんでしたが、ボカロとJ-POPの融合が当時としてはヤバかったということだけ覚えていれば大丈夫です。

それと、ここでお知らせです、また定期テストが近づいていますので、また2週間ほどお休みします。…といっても、まだひみスタツアーのライブレポートが残っていますので、それを投稿し終えたら、テスト明けまで休みます。再開は3月9日を予定しています。

また、皆さんからのリクエストも受け付けております。下のリンクからお題箱に飛んでいただき、自分が思う、平成の名曲を書いていってください。もしかしたら、本編で扱うかもしれません。ただし、対象は平成の時代に発表・発売された作品のみで、昭和の時代の楽曲や最近のヒット曲などは対応できかねますので、ご了承ください。

お題箱↓

皆さんの思う平成の名曲、教えてください! (@heyuzhijing) | お題箱

次回の平成勝手に名曲列伝は?早くも卒業シーズン!私にとって思い入れの深いあの楽曲を取り上げます!ヒントはNコン課題曲…お楽しみに~!